KRAS 野生型の切除不能進行・再発大腸癌における1st-line治療の分子標的薬として、日本では抗VEGF抗体薬のBevacizumab (Bev) が広く利用されている。一方、欧州では、ESMOガイドラインにおいて患者の状態によって薬剤を選択するべきとされ、近年では高い腫瘍縮小効果を有する抗EGFR抗体薬が1st-lineに選択されることも多くなってきている。
本座談会では、University of NantesのJean-Yves Douillard先生をゲストに迎え、切除不能大腸癌の1st-line治療の現状とこれからの方向性についてディスカッションしていただいた。


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