化学療法のレジメ講座 | 抗癌剤併用レジメの投与法を解説します。

sLV5FU2 regimen (Simplified bimonthly regimen)

*日本での承認用量は5-FU 2,400〜3,000 mg/m2 46h投与

Tournigand C, et al.: 1998 Annual Meeting of the American Society of Clinical Oncology® : abst #1052

de Gramont regimenより簡略な投与スケジュールで同等の治療効果が得られることを目標に設計されたregimenで、2日目のLVと5-FUの急速静注が省略されている。1998年の米国臨床腫瘍学会年次集会では、進行・再発大腸癌患者86例を対象として同程度の治療成績が報告された1)
L-OHPとの併用でFOLFOX6として、またCPT-11との併用でFOLFIRIとして施行されることが多い。
2005年2月、日本においても「抗がん剤併用療法に関する検討会」からの具申により「レボホリナート・フルオロウラシル持続静注併用療法」として承認された。日本での承認用量は5-FU 2,400〜3,000mg/m2の46時間投与である。

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■有効性

進行・再発大腸癌患者86例を対象にしたsLV5FU2の奏効率は37%(評価可能な59例中22例)、PFS中央値は8.6ヵ月であった1)

奏効率(%) 37
PFS中央値(月) 8.6

■安全性

治療に関連した主な有害事象としては、level 1においては11%に grade 2の有害事象が、3%にgrade 3の心障害と悪心がみられた。また、level 2では20%にgrade2の有害事象が発現した。level 3では35%にgrade 2の有害事象がみられ、16%でgrade 3の有害事象(手足症候群: 5%、粘膜炎、下痢、貧血、好中球減少、脱毛、心障害: 各2%)、2%にgrade 4の好中球減少がみられた。

5-FU投与量 発現率(%)
Grade 2 Grade 3 Grade 4
level 1 11 3* -
level 2 20 - -
level 3 35 16** 2***

*:心障害、悪心
**:手足症候群、粘膜炎、下痢、貧血、好中球減少、脱毛、心障害
***:好中球減少

※5-FU持続静注の投与量は以下のとおりである。
level 1:2,400mg/m2
level 2:3,000mg/m2
level 3:3,600mg/m2

Reference

  • 1) Tournigand C, et al.: 1998 Annual Meeting of the American Society of Clinical Oncology® : abst #1052
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