2007年のがん対策基本法の施行によって外来での化学療法が推し進められ、その波は市中病院にも広がりつつある。早くから外来化学療法を導入し、独自のシステムを作り上げてきた癌研有明病院では、地域の外来化学療法の中心を担うべき市中の第一線病院を対象とした、がん化学療法短期研修を実施している。「消化器癌治療のはじめの一歩」の記念すべき第1回は、2008年2月18日〜22日の5日間にわたって行われた研修の取材レポートをお届けする。