外来化学療法の円滑な施行のためには、チームのスタッフが、がんの病期、ステージ分類、有害事象の評価法、治療といった、がん医療の基礎知識をもっていることが重要である。そのためには、勉強会や研修を通じたスタッフ教育が欠かせない。
職種ごとに勉強会を実施している施設もあるが、専門的な内容については限界がある。“餅は餅屋”というように、薬剤については薬剤師が、最新の治療戦略については医師が講師を務めるなど、各職種が職域を超えて連携し、チーム全体のスキル アップを目指したい。