
外来化学療法加算の施設基準やがん診療連携拠点病院の見直しなどにより、レジメンの妥当性を評価、承認し、登録することが不可欠となってきた。レジメン登録制度が有効に活用されるためには、各科医師や薬剤師、看護師などによるレジメン審査委員会で、登録に値するかどうかの「精査」がなくてはならない。エビデンスレベルが低く、何年も実施されていないレジメンは除外し、本当に必要なレジメンのみを残すことは、治療を受ける患者だけでなく、現場スタッフの混乱を減らし、ミスをなくすことにもつながる。
レジメン登録制度が正しく運用されれば、患者、医療スタッフの双方に利益をもたらすのである。