ベバシズマブは1st-lineとして、FOLFOXやFOLFIRIとの併用で使用されることが多い。2nd-lineでは、1st-lineがFOLFOXだった場合にはFOLFIRI、1st-lineがFOLFIRIの場合はFOLFOXと併用するのが一般的である。

BRiTE試験
1) では、1st-lineでベバシズマブを投与してPDとなった患者において、2nd-lineでベバシズマブを投与しなかった群と、引き続きベバシズマブ併用療法を施行した群を比較したところ、後者のほうがOSの延長効果が高いことが報告された。
したがって、L-OHPまたはCPT-11の副作用によって治療継続が困難な症例では、sLV5FU2+ベバシズマブに切り替え、ベバシズマブをできるだけ長期間投与することが勧められる。