WEBカンファレンス | 掲載した治療法は、カンファレンス開催時点での最新知見に基づいて検討されたものです。

CASE 14 直腸癌 2006年7月開催

CASE14 写真

症例プロファイル

患者 56歳、男性
主訴 下血
既往歴 特になし
家族歴 父親が大腸癌で64歳で死亡
嗜好品 煙草(1日10本ぐらい)
患者の希望 手術、放射線、化学療法など何でもよいので、しっかり治療して完全に治るような治療法を希望。保険診療範囲内でなくとも、最善を尽くしてほしい。金額にはこだわらない。

現病歴

朝トイレにて便に血液が混じっていることに気づく。近医にて便潜血反応を行ったところ陽性。直腸指診にて肛門縁から8cmのところに腫瘍を触知。大腸造影X-Pにて5cmの陰影欠損を直腸後壁に認めた。

身体的所見

初診時現象

  • 通常の日常生活を営んでいる
  • 身長170cm、体重73kg
  • 腹部平坦で身体的所見で他部位に異常を認めない
  • 食事摂取も普通、排便も順調である

検査所見1

血液学的検査

  • Hb 11.5g/dL、ほかに異常を認めない

生化学的検査

  • 特に異常なし

腫瘍マーカー

  • CEA;18.6(正常上限5.0)、CA19.9;258(正常上限37)

検査所見2

骨盤CTにて直腸に5cmの腫瘍を認めた。主座は後壁にあり、周辺軟部組織への浸潤を疑わせる所見あり。周辺リンパ節の腫大を認める。胸部、腹部のCTでは肝、肺への転移は認められていない。その他、転移を思わせる所見なし。

論点

1) 術前化学療法を行うべきか。
2) 術前放射線療法を行うべきか。
3) 手術施行時に側方郭清を行うべきか。
4) 術後化学療法を行う場合、どのようなレジメとスケジュールがよいと考えられるか。
5) 術後放射線療法を考慮すべきか。
6) 術後のフォローアップ間隔はどのようにすべきか。

出題:坂本先生

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