消化器癌治療の広場

2014年消化器癌シンポジウム 特別座談会「切除不能進行・再発大腸癌 バイオマーカーの最前線―より高いOS延長効果を目指して―」

Opening Remarks
吉野 孝之 先生
吉野先生

吉野: 本日は、フランスからJean-Yves Douillard先生をゲストにお迎えし、KRAS exon 2からRAS 検査へのパラダイムシフトについてディスカッションしたいと思います。
 切除不能進行・再発大腸癌に対する1st-lineにおける抗EGFR抗体薬の有効性を検討したPRIME試験PEAK試験FIRE-3試験では、いずれもRAS 野生型において抗EGFR抗体薬併用による大きなOSベネフィットが示されています。
 まず、PRIME試験の責任医師であるDouillard先生から、PRIME試験におけるRAS 解析の結果についてご紹介いただき、RAS の検査方法、そして切除不能進行・再発大腸癌における抗EGFR抗体薬の位置づけについてディスカッションしたいと思います。

line
      次のページへ
        座談会トップへ戻る
MEDICAL SCIENCE PUBLICATIONS, Inc
Copyright © MEDICAL SCIENCE PUBLICATIONS, Inc. All Rights Reserved