吉野: 本日は、フランスからJean-Yves Douillard先生をゲストにお迎えし、KRAS exon 2からRAS 検査へのパラダイムシフトについてディスカッションしたいと思います。
切除不能進行・再発大腸癌に対する1st-lineにおける抗EGFR抗体薬の有効性を検討したPRIME試験、PEAK試験、FIRE-3試験では、いずれもRAS 野生型において抗EGFR抗体薬併用による大きなOSベネフィットが示されています。
まず、PRIME試験の責任医師であるDouillard先生から、PRIME試験におけるRAS 解析の結果についてご紹介いただき、RAS の検査方法、そして切除不能進行・再発大腸癌における抗EGFR抗体薬の位置づけについてディスカッションしたいと思います。