WEBカンファレンス | 掲載した治療法は、カンファレンス開催時点での最新知見に基づいて検討されたものです。

CASE 15 大腸癌におけるFOLFOX regimenの神経毒性 2007年4月開催

症例プロファイル

患者 76歳、男性

現病歴

S状結腸癌に対し手術を施行された。手術から6ヵ月後に施行したfollow-up CTで肝の両葉に多発するSOLと右肺に3個の結節影を指摘され、精査の結果ともにS状結腸癌の転移と診断された。

身体的所見

身長160cm、体重52kg。術後6ヵ月で3kgの体重増加を認む。眼瞼結膜、貧血なし。球結膜、黄疸なし。肝、脾は触知せず。PS 0。

検査所見

血液学的検査

  • WBC 4,100、RBC 336、Hb 11.9、Htc 35.8、Plt 18.8

生化学的検査

  • BUN 15、Cr 0.52、T-Bil 0.7、ALP 404、γ-GTP 87、AST 50、ALT 77、LDH 450

腫瘍マーカー

  • CEA 3.0、CA19-9 27

治療経過

患者に病状を告知した上で治療法について説明を行った。患者はmFOLFOX 6をfirst lineとして希望した(レジメは、図を参照のこと)。

神経毒性

mFOLFOX 6の1サイクル目から冷たいものに触れた時などに口唇周囲や手指に電撃感が出現。4〜5日で軽快していたが3サイクル目から徐々にその程度と持続期間が延長し、6サイクル目には薬剤投与後14日を経過しても消失しなくなった。また、問診で4サイクル目付近から服のボタンをかけにくくなったことに気がついていたことが判明した。4サイクル目からL-OHPは65mg/m2 に減量。なお、本例はmFOLFOX6開始後4週経過時にPR入りし、その後PRが確定している。

出題:大村先生

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