レジメン講座 | 抗癌剤併用レジメンの投与法を解説します。

FUFOX regimen

 

Salvage1)

2nd-line2)

RR

15%

16%

PFT

19W

OS

43W

1) Moehler M. Z Gastroenterol. 40: 957, 2002
2) Brueckl W, et al.: 2002 Annual Meeting of the American Society of Clinical Oncology® #659

AIO regimenにL-OHPを併用したもので、L-OHPの投与量が多少異なるが総称してFUFOXと呼称されている。Bruecklらはfirst lineにAIO regimenを用いた大腸癌症例の2nd-lineとして同じAIO regimenに85mg/m2のL-OHPを併用し、奏効率は16% (4/26) であったと報告している。

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Grotheyらは、AIO2.0 (5-FU 2,000mg/m2) にL-OHP (50mg/m2 2h inf) を加えたFUFOXとMayo regimenを比較した第III相試験を報告した。

■有効性

奏効率はMayo regimen22.6%に対してFUFOX49.1% (p<0.0001)、PFSはそれぞれ5.3ヵ月、7.8ヵ月 (p=0.0001) と、ともに有意差を認めた。

  Mayo regimen FUFOX p値
No. 129 123  
奏効率(%) 22.6 49.1 <0.0001
PFS(月) 5.3 7.8 0.0001
OS(月) 16.1 19.7 0.19

■安全性

血液毒性はFUFOXで低い傾向にあり、白血球減少や好中球数減少は有意に低かった。また、非血液毒性は同程度であった。

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