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記事内容で取り上げた薬剤の効能・効果および用法・用量には、日本国内で承認されている内容と異なるものが、多分に含まれていますのでご注意ください。
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ASCO 2007に参加なさった先生方から、興味深い演題を3つずつ選んでいただきました。
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山口 研成 先生 |
No. 4007
発表者:de Gramont, A
| コメント: | 結腸癌術後補助化学療法におけるFOLFOX 6ヵ月投与の6年目でのfollow up データとoverall survivalデータが報告された。この報告によると、5年目でのdisease-free survivalでもFOLFOX療法の優越性は維持されている。また、全体のoverall survivalでは有意差が出なかったものの、sub-group解析ではstage IIIでのFOLFOX療法の意義が示され、と同時にstage IIでは生存に全くと言ってよいほど意義が認められなかったことが示された。今後の本邦での結腸癌補助化学療法を考える上で重要な報告である。 |
No. 4013
発表者:Maindrault-Goebel, F
| コメント: | FOLFOX 療法においてL-OHPの毒性による中止が治療継続に大きな問題となることは周知の事実である。このL-OHPを計画的に休んで、メンテナンス療法のLV/5-FU投与を継続する治療と、メンテナンス療法すら行わず化学療法を完全に休んでしまう治療との比較試験が行われた。その結果、メンテナンス化学療法を行いつつL-OHPを再導入することにより、第II相試験結果ながら26ヵ月の生存期間中央値が得られた。また、化学療法を行わない期間をおいてしまうと生存期間が十分に延長できないことが示された。この試験から、L-OHPをうまく使い切ることで生存期間の向上が図れることと、治療休止期間をおくことが生存に対して悪影響を及ぼすことが示された。 |
No. LBA5
発表者:Nordlinger, B
| コメント: | 切除が可能な肝転移を有する結腸直腸がん患者に、FOLFOX 4を6投与し手術を行い、術後にまた6投与のFOLFOX 4を追加する群と、肝転移手術単独群とを比較した試験である。試験適格例で3年の無増悪生存率が、術前術後の化学療法併用群で36.2%と手術単独群の28.1%より8.1%の向上を認めた。ステージIVの結腸直腸癌においては、化学療法で縮小し切除可能になった場合には切除を加えると治癒が目指せるために、いかに化学療法と手術を組み合わせるかが課題となっている。今回の試験では、肝転移群に手術単独で経過を見るより、前後に補助化学療法を行ったほうが無増悪生存期間が向上することは示されたものの、R0切除率や全生存期間が示されていないことから、その評価は慎重にならざるを得ないものとなっている。切除できるものは切除して、補助化学療法を行うべきかについては過去の患者登録が進まず中止になった試験しか参考になるものがなく、今後の検討課題である。将来的には、分子標的薬剤が加えられ、R0切除率が向上されるレジメンの探求が課題となるであろう。 |



