ASCO2007 | American Society of Clinical Oncology 2007 June 2th-6th at Chicago,Illinois

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ASCO 2007私が選ぶベスト3

ASCO 2007に参加なさった先生方から、興味深い演題を3つずつ選んでいただきました。


利野 靖 先生
(横浜市立大学付属病院一般外科)

No. LBA4513

Randomized phase III study of 5-fluorouracil (5-FU) alone versus combination of irinotecan and cisplatin (CP) versus S-1 alone in advanced gastric cancer (JCOG9912).

発表者:Boku, N

コメント:
TS-1の5-FU持続投与に対する非劣勢試験でTS-1の効果が認められたのはよい結果だった。しかし、CDDP+CPT-11のアームの成績が悪かったのが残念である。現在行われているCDDP(30mg/m2 )+CPT11(60mg/m2 )の分割投与が行われていれば、もう少し違った結果が得られたのではと思われる。またこの発表では、5-FU持続投与での治療成績が非常によいという印象がある。これはsecond line以降の効果がみられたものと考えられ、今後の抗癌剤試験における問題とも考える。

No. LBA4509

Phase III study of gemcitabine [G] plus cetuximab [C] versus gemcitabine in patients [pts] with locally advanced or metastatic pancreatic adenocarcinoma [PC]: SWOG S0205 study.

発表者:Philip, PA

コメント:
これはすい臓癌に対する gemcitabine+cetuximab vs gemcitabine の治療効果の報告であるが、最近流行のcetuximabをもってしても、すい臓癌には上乗せ効果が得られないというものであった。今回のASCOでは、bevacizumabと今後日本でも保険承認される予定のcetuximabが、大腸癌、胃癌など、どの癌に対しても有効との報告が多かった反面、すい臓癌に対しては無効とのことであり、興味深い報告であった。これとは別の報告でもbevacizumabは、すい臓癌に対して無効のようである。

No. 1529

Reduction therapy of ALT levels and prevention of HCC development in patients with HCV-associated cirrhosis.

発表者:Rino, Y

コメント:
今回われわれは癌の予防をテーマに報告したが、cancer preventionのsessionでは発癌を予防するという報告はみられなかった。患者側からみれば癌を治すことより、癌にならないことのほうが重要とわれわれは考えている。われわれの報告は、HCV関連肝硬変症の患者における肝細胞癌の予防ということであり、自らここに推薦する。
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