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記事内容で取り上げた薬剤の効能・効果および用法・用量には、日本国内で承認されている内容と異なるものが、多分に含まれていますのでご注意ください。
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ASCO 2007に参加なさった先生方から、興味深い演題を3つずつ選んでいただきました。
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清水 俊雄 先生 |
No. LBA1
発表者:Llovet, J
| コメント: | SorafenibはRaf/MEK/ERKおよびVEGF、PDGFRなどをtargetとするoral multi-kinase
inhibitorであり、SHARP trialではsorafenib群はプラセボ群に対して生存期間を44%延長したことが証明された。同試験は中間解析において、sorafenib群で全生存期間の延長が確認されたことから効果安全性委員会の勧告を受け、2007年2月の時点で早期終了となった。従来より局所治療(肝切除、PEIT、
TAE、 RFA等)以外のsystemic chemotherapyにおいて有効な治療法が存在しなかった同疾患においてmolecular targeting
drugが初めて有効性を示したpromisingな試験結果ともいえる。 |
No. 4033
発表者:Koehne, C-H
| コメント: | 血管内皮細胞増殖因子(VEGF)レセプターチロシンキナーゼ経口阻害剤PTK787/ZK222584(PTK/ZK)は、既知のVEGF
receptorのすべてを抑制する。CONFIRM 2の最終結果は中間解析とほぼ一致した結果となり、PTK/ZKの生存期間への寄与は認められなかったが、PTK/ZK群においてPFSを有意に改善させた。現在、大腸癌ではbevacizumabをはじめ、cetuximab、panitumumabなどの抗体治療が主流となり、低分子化合物による抗腫瘍効果は未だ明らかにはなっていない。また新しいバイオマーカーとしてのDEC-MRIなどは血管新生阻害剤の薬理効果と投与量を規定する有用なマーカーであることが示唆され、さらなる臨床の進歩が期待される。 |
No. LBA4513
発表者:Boku, N
| コメント: | 生存期間に対するCDDP+CPT-11併用(CP)療法の優越性とTS-1単剤療法の非劣性を同時検証する目的で計画され、本邦における癌臨床試験としては最大規模ともいえる704例が登録された第III相試験である。Reference
armである5-FU治療群の成績が当初の予測を上回る結果であったためにCP療法の優越性は検証されなかったが、経口摂取不能症例や一部の症例群ではCP療法も有効であることが十分予測される。また非劣性が検証されたTS-1療法に関しては本邦の新しい標準的治療であると考えてよいものと思われる。 |



