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ASCO2008 | American Society of Clinical Oncology 44th Annual Meeting 2008 May 30th - Jun 3rd at Chicago,Illinois

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現地座談会

再発・転移大腸癌に関する注目演題
bevacizumabの上乗せ効果、肝切除後の有効性

坂本 次に、bevacizumabの話題に移ります。上乗せ効果がどれぐらいあるか、また肝切除後にどれぐらい効くかについて、First BEAT試験の2つの発表がありました。

寺島 #4025は、実地臨床での標準的な一次治療としての化学療法とbevacizumabの併用療法の登録データの解析結果ですが、PFSが10.8ヵ月、OSが22.7ヵ月と極めて良好であり、安全性にもほとんど問題はないと報告されています。
 また、#4022は肝切除率の報告ですが、最初は切除不能であった症例の12%が肝切除を受けることができ、根治切除ができた症例の2年OSは89%と良好でした。どうもbevacizumabを使ったほうが、肝切除後の生存率はよさそうです。外科医としてはbevacizumabの術後合併症も気になりますが、創傷治癒に関する合併症は4.9%と若干多い程度で、bevacizumabの最終投与より6週間以上空ければ安全に手術が可能であることがわかりました。

大村 First BEAT試験の成績がよいのには驚きました。とりわけ、FOLFOX+bevacizumabのOSは25.9ヵ月で、臨床試験を上回る生存期間の中央値(MST)が得られています。

野澤 実地臨床で使用する上での有効性の高さが証明されたわけで、日本でもFOLFOXとの組み合わせが多いと思いますが、施行する側として心強いです。

大津 成績がよい理由の1つとして、例えばFOLFOX+bevacizumabの一次治療がfailureした後、二次治療以降もbevacizumabを継続的に使っていることが考えられます。

坂本 bevacizumabの副作用についてはどうですか。

瀧内 市販後調査の結果が間もなく報告されると思いますが、欧米に比べて、消化管穿孔や血栓塞栓症の頻度は少ないと聞いていますし、実臨床でも使いやすい薬剤という印象を持っています。蛋白尿や血圧測定などの検査を毎回行い、患者教育をきちんとすれば、大きな問題はないと考えています。

大津 私は150例以上に使用しましたが、肺動脈塞栓を数例経験しているので、やはり血栓症に対する注意は必要だと感じました。

寺島 血栓症の予防にワルファリンを併用するという考え方はないのですか。

大津 やはり血栓症が見つかってからになりますね。我々は、血栓症を1回でも起こしたら中止するという感覚だったのですが、欧米はワルファリンを服用させながら使用すれば大丈夫という話になっており、胃癌での試験でもそれが許容されています。

*本邦では、5-FUとワルファリンカリウムは作用を増強させるおそれがあるため、併用注意となっています。

L-OHPの神経障害と間歇投与 panitumumabの効果
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